「お祭」と言えば我が家の最大イベントでした。
祭前日までに鯖を酢に浸けておいて、毛抜きで骨抜きし、酢めしとしっかり合わせておきます。鯖寿司の完成です。
京都のハレの日のご馳走です。
祭当日は朝からばら寿司を作ります。
「ばら寿司」って京都の言い方。一般的には「ちらし寿司」かな。
子供の頃、朝からばら寿司作りで湯気の上がった寿司飯をうちわであおぐ手伝いをさせられるついでに小皿を用意し、具が一種入る毎に味見と称して完成までにお腹いっぱいになってた記憶があります。蒸し寿司みたいで美味しいんですよ。
家の前を通る今宮祭の行列や神輿を見、集った親戚ともてなし料理を食べます。
間違っても京のお茶漬けは出ません????
完成した「ばら寿司」を重箱に入れ「鯖寿司」を竹皮に包み親戚に配らされていました。
母が90代になると寿司づくりにひどく疲れ出したので、しばらくは萬重や天㐂で仕出を頼むようになっていましたが今年は手作りのおもてなしに戻しました。
なまぶしって最近は5月に入ると無いんです。
フキと京タケノコの炊いたん、だし巻き卵、茶碗蒸しとかのおかずより、何故かうちは鯖寿司、ばら寿司に赤飯まで炊いていました。炭水化物ばっかしやんね (/ω\)