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一杯のコーヒー

当主のひとりごと (BLOG) 2023.10.08

急転直下、京都は秋になりました。

今日の内容は「買い物ついでにコーヒーを一杯飲みました。」だけです。

我が家も会社もコーヒーはバリスタのエスプレッソです。

最初は泡の出方や香りに感動したものの、最近は慣れて普通になります。

なので買い物ついでに喫茶店でホンモノのコーヒーを飲むようになりました。

味も濃いし香りもいい❤️

このお店のお薦めの「アラビアの真珠」です。

ここ普通の喫茶店で物珍しいメニューも無いのに入店に少し列に並ぶんです。

一番奥の庭の見えるテーブルに通されました。二階席とテラス席もあります。

ウェイターもウェイトレスも多くオーダーするのも楽で端的にできます。

「アラビアの真珠」は砂糖とミルクが要りますかと聞きます。

「要ります」と答えると、最初から入れたものを持ってくると言うのです。

(なんでやろ?????)と思うのですが、何か店の威厳というか自信みたいなものを感じてちょっと聞けなかったです。

京都の老舗といわれる店は客より店が偉いみたいな風潮があります。

京都は言葉遣いは丁重で無礼なことなどありません。

 

そういえばパリのルイヴィトン本店で購入した品物にタグが付いていて、

「私どもの製品を手に入れられた貴方は幸運です」みたいな言葉が書かれていたのを思い出しました。アメリカ人も私同様「なんで偉そうなこと言うの」って言っていました。

文化の違いで表現が違ってるのかと多少大人になった私は思うのです。

自社の製品作りに細心の注意をはらい自信を持って販売していると言う気持ちの表れだと思います。お客様には絶対落胆させませんみたいな。。。

 

コーヒーの他に卵サンドも注文しました。

すると二人づれだったので取り皿も2つ用意されていました。

京都人はこれを「お愛想」と呼びます。言われなくてもするサービスです。

 

たかがコーヒー。

なのにいつも満員で列ができる。

創業は昭和15年(1940)、まだまだ京都では老舗ではない。

※京都府では100年以上にわたり府内に主たる事業所を有して営業を継続していることを認めたものに対して知事が表彰する制度があります。※

この店、只者ではありません。

買ってしまいました、アラビアの真珠????

また来よう‼️

 

最近、「普通においしい」という言葉をよく耳にします。

なんと失礼な言葉だろうと思っていましたが、もしかしたら「期待を裏切らない」という意味なら、このお店、まさにそうです。

 

もしかして、この積み重ねが「伝統」なのかもしれません。

 

 

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