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当主のひとりごと (BLOG) 2023.03.21

雪国だったのは半月前まででした。

京都府庁の旧本館のアーチをくぐり

中庭に出たら桜の園でした。

この建物は明治37年(1904)12月20日に竣工し、昭和46年まで京都府庁の本館として、また現在も執務室として使用されています。

創建時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものです。

平成16年(2004)12月10日に国の重要文化財に指定される。

正面の一段高くなった屋根から左右に両翼を広げた形のルネサンス様式の建物。

西洋近世の大邸宅を彷彿とさせます。

 

中庭には円山公園の初代「祇園枝垂れ桜」の孫にあたる桜をはじめ7本の桜がありますが、そのうちの1本が庭師・佐野藤右衛門氏の調査により、オオシマザクラとヤマザクラの特徴を持つ珍しい品種であることが判明。「容保桜(カタモリザクラ)」と命名されました。

建築内部は和風の優れた技術が巧みに取り入れられ、内部意匠は建築よりむしろ工芸品の趣さえ感じられます。いつでも見学可能です。

この旧本館は明治の初めを扱った映画やTV等でよくロケに使われます。

ちなみに釜座通の北端が旧本館正門です。

「かまんざ」と読む難読地名の一つです。

旧本館右手(東側)です。

東側の新町通に廻り込むと

文化庁は明後日、京都府庁敷地内に移転して来ます。

このまま京都は再び日本の文化の発信地になっていくのでしょうか?

 

 

 

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