京のメインストリートは四条。

東の突き当たりはご存知、祇園さん（八坂神社）ですね。

それでは西の果ては？

渡来人秦氏が一族の氏神として信仰した古い神社。

大山咋神・市杵島姫命を祀り境内に霊亀ノ滝、亀ノ井の名水があり、酒造家の信仰が厚い。

初めての本殿建立が大宝元年（701）とされるが、それ以前から松尾山の山頂で祭祀が行われていたというのです。

ここ松尾大社(まつのおたいしゃ)のご祭神は大山咋神と市杵島姫命です。

古事記では、大山咋神は松尾山大杉谷に降り立った神様だと云われています。

秦一族は酒造が特技だとされたことから、松尾山の神様はお酒の神様だと言われるようになり、現在でも酒、味噌、醤油、酢などの醸造関係者から厚い信仰を集めています。

私は、この季節、ここ松尾大社の楼門を潜ってすぐの場所が好きです。

これだけの山吹の群生は圧巻です。

コロナ禍の2021年の西陣織大会で近畿経済産業局長賞を受賞した袋帯「山吹」はこの山吹を図案化したものです。