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祭點前〜祇園會

当主のひとりごと (BLOG) 2025.07.15

鉾町(ほこまち)の 𡈽橋嘉兵衛(つちはしかへえ) いまごろは

祭點前(まつりてまへ)の 茶を立つらむか 勇

 

 

祇園社(八坂神社)の本殿の下には、龍が棲むといわれる龍穴があるとされ、深い井戸があり、その深さ故に京都盆地の各水脈と龍穴が繋がっているという。

この御神水を特別に祈願し、下賜された霊験あらたかな「青龍神水」の一服をお楽しみ頂けます。

日中の熱気がさめやらぬ宵々宮宵宮(鉾町では宵山.)の夕刻、歩行者天国になる祇園四条通はパラカ駐車場前の特設会場で、大茶会が開催されます。

7月15、16日、祇園甲部・祇園東の芸舞妓のおもてなしです。

 

 

また、菊水鉾お茶席は菊水鉾の名称の由来でもある名水・菊水井(きくすいのいのあった大黒庵(だいこくあん)の主人で、千利休の師である茶人・武野紹鴎(たけのじょうおう)に因んで行われています。

菊水鉾お茶席は表千家・裏千家・遠州流の奉仕によって行われます。

お茶席では甘菊(あまぎく)の露を飲んで、七百歳の長寿を保ったと言われている能楽・菊慈童(きくじどう)の舞姿を表した菊水鉾の稚児人形に因んだ和菓子・「したたり」が出されます。「したたり」は黒糖を使った琥珀寒(こはくかん)です。

なお菊水鉾お茶席ではお菓子皿は持ち帰ることもできます。

 

やはり疫病避けには水が大切だと思います。

水に恵まれた京都ならではの(すい)な計らいですね。

 

1ヶ月という大きな祭事を盛り上げるのは、正式行事だけでなく、こういった地元住民の厚い熱意があればこそと思うし、息遣いが感じ取れます。

地元民でない私たちも共感して参加するというのも大事なことだと思います。

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