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祇園囃子 ~ 祇園會

当主のひとりごと (BLOG) 2025.07.03

♪コンチキチン♪

祇園囃子(ぎおんばやし)(かね)の音色が特徴的です

リズムを刻む(かね)

メロディーを奏でる

テンポを司る太鼓

この三楽器で構成されています

 

(ほこ)上で祇園囃子を演奏する者を囃子方(はやしかた)と呼ぶ。

小学校入学時に入会し鉦方(かねかた)として成年期まで囃子の基本・鉦の技術を習得する。

成年に達し人柄・技術を認められると、太鼓方(たいこかた)笛方(ふえかた)どちらかの道に進む。

函谷鉾(かんこぼこ)では一度決めたら生涯その道に励み、太鼓から笛、

笛から太鼓へ移ることは練習を含めて認められない。

函谷鉾には、小学1年生から70歳までの70余名の囃子方が在籍しており、集団の中で囃子技術のみならず礼儀作法など身につけていきます。

 

 

鉦方(かねかた)

鉦は直径20cm側面6cmの青銅合金で、銅と(すず)の割合や厚みで各鉾音色が異なる。

上部の突起左右2点を通した紐で吊り下げ、それを鉾の桁から垂らした布に結ぶ。

上部の紐の両方を左手で支えて、右手にもった「鉦すり」とよぶ角撞木(つのしゅもく)で、

鉦の凹面の底を打つと♪コン

凹面の下縁を振り下ろし打ち、そのまま振り上げ凹面の上縁を打って上方へ振り抜き、そのまま凹面の下縁を振り下ろして♪チキチン

鉦すりの柄は長さ33cm、厚さ5mmの鯨のひげだったが、近年は樹脂製を使用。

頭は33mm、厚さ17mmの鹿の角。鉦は個人負担で7千円〜1万円、予備に2~3本。

 

因みに唯一の旋律楽器の笛は七つ穴の能管で20万円から30万円のものが多い。

もちろん個人持ちです。

 

 

京都の商人(あきんど)は倹約家が多く、質素な生活を送っていましたが、祭りにはきちんとお金をかけていました。

 

それにつけても(たこ)つきます😩

初参加は「献酒」はもちろん「お披露目」のお品、ユニフォームとしても浴衣が鉾用と練習着と二種。

 

 

 

かなしみの あればかなしく 聴こゆるよ
祇園囃子の 鉦のひびきも  勇

 

 

 

 

 

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