♪コンチキチン♪
祇園囃子は鉦の音色が特徴的です
リズムを刻む鉦
メロディーを奏でる笛
テンポを司る太鼓
この三楽器で構成されています
鉾上で祇園囃子を演奏する者を囃子方と呼ぶ。
小学校入学時に入会し鉦方として成年期まで囃子の基本・鉦の技術を習得する。
成年に達し人柄・技術を認められると、太鼓方・笛方どちらかの道に進む。
函谷鉾では一度決めたら生涯その道に励み、太鼓から笛、
笛から太鼓へ移ることは練習を含めて認められない。
函谷鉾には、小学1年生から70歳までの70余名の囃子方が在籍しており、集団の中で囃子技術のみならず礼儀作法など身につけていきます。
鉦方
鉦は直径20cm側面6cmの青銅合金で、銅と錫の割合や厚みで各鉾音色が異なる。
上部の突起左右2点を通した紐で吊り下げ、それを鉾の桁から垂らした布に結ぶ。
上部の紐の両方を左手で支えて、右手にもった「鉦すり」とよぶ角撞木で、
鉦の凹面の底を打つと♪コン♪
凹面の下縁を振り下ろし打ち、そのまま振り上げ凹面の上縁を打って上方へ振り抜き、そのまま凹面の下縁を振り下ろして♪チキチン♪
鉦すりの柄は長さ33cm、厚さ5mmの鯨のひげだったが、近年は樹脂製を使用。
頭は33mm、厚さ17mmの鹿の角。鉦は個人負担で7千円〜1万円、予備に2~3本。
因みに唯一の旋律楽器の笛は七つ穴の能管で20万円から30万円のものが多い。
もちろん個人持ちです。
京都の商人は倹約家が多く、質素な生活を送っていましたが、祭りにはきちんとお金をかけていました。
それにつけても高つきます😩
初参加は「献酒」はもちろん「お披露目」のお品、ユニフォームとしても浴衣が鉾用と練習着と二種。
かなしみの あればかなしく 聴こゆるよ
祇園囃子の 鉦のひびきも 勇