「秋桜」と書いて「コスモス」と読むようになったのは、
山口百恵の曲名が始まりとされています。
キク科の一年草でメキシコが原産のコスモスは、
18世紀末にスペイン人によりヨーロッパに持ち込まれ、
日本に渡来したのは明治初期とされています。
語源はギリシャ語「秩序、飾り、美しい」という意味の`Kosmos,Cosmos`。
ギリシャの哲学者であり数学者・ピタゴラスは秩序ある調和のとれた「宇宙」を「コスモス」と呼びました。反対語が「カオス」つまり混沌です。
日本に渡来時、秋に桜のように群生して咲くので「あきざくら」と呼ばれていた。
日本語は視覚で美しく、聴覚で響きのいい言葉が好まれますよね。
『秋桜』を作詞・作曲したさだまさしさんが言っています。
「コスモスっていうのはカタカナ表記の花で、それまで“秋桜”って書く表記はなかったんですよ。
秋桜って和名なんですよ。“あきざくら”って読まないといけない。だけど、コスモスのことなんですよ」
「最初は『小春日和』ってタイトルを書いて渡した」
すると、プロデューサーの酒井政利さんが電話で、
「さださん、いい歌をありがとう。
相談なんですけど、秋桜って書いて、コスモスって読むのを初めて見たけど、
さださんが作ったんですか?
秋桜と書いて、上にコスモスって書いたら、素晴らしいタイトルになるんだけど、
タイトル変えてもいいですか?」
とタイトルが「秋桜」となった経緯を明かし、
「一流のプロデューサーって本当にすごいなって。
『小春日和』ってタイトルだったら、売れてないですよ、間違いなく」
ブログも同じだと最近痛感しています。
織屋のブログなんて、ホームページ中、最もアクセス数の少ないコーナーなので、1つの記事に当初100アクセスになるのが夢でした。
闇雲に開始したブログなので、
当初は気を衒ったタイトルがいいと思いました。
記事が100近くもなると、ベタなタイトルも出てきます。
気づくとアクセス数も100超え200超え300超え、ものによっては数千アクセスも出てきました。
アクセス数の多い記事ほどベタなタイトルでした。
確かな理由は解らないのですが、誰かがリンクを貼ってる?
でも一つだけ解った理由があります。
「検索」に引っ掛かるタイトルです。
ベタなタイトルほど検索に掛かりやすいってことです。
なおかつ絵の浮かぶ言葉であることです。
やはりアクセスの多い方がupしても励みになります。
今回で92作目。
今後ともよろしくお付き合いください。