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さんしょは小粒でピリリと辛い

当主のひとりごと (BLOG) 2024.06.15

「ソウルフード」という言葉は

「その土地特有の料理」という意味で使われるようですね

さしずめ京都のソウルフードは山椒でしょうか

そういえば山椒の季節ですね

山椒は京都では「さんしょ」と言います。方言?

庭にもちっちゃな山椒は生えています。

葉を取ってばら寿司の上に乗せたりしています。

掌に乗せてパンって叩き芳香を立たせます。

 

実山椒は家では生えていませんので買いに行きます。

 

 

 

 

 

大原の朝市です。

 

小枝を取り身だけにするのは、結構めんどくさいものですが強い香はいい。

水を何度か張り替えアク抜きし、好みの辛さになるまで晒し、最後に完全に乾燥させるため水気を拭き取ると保存が効くようになります。1年は保存が効きます。

後は小分けして冷凍しておき、解凍する。

ピリッとした辛味があって粒揃いの京都産山椒は絶品。

 

細かい縮緬じゃこと「縮緬山椒」、昆布を一緒に煮た「塩昆布」は我が家の定番。

 

京都人は山椒好きなのです。

そして秋頃に新物の出る「粉山椒」。

香り高く辛みも強い。

ぱらりとかけると、どんな料理や食材も風味を纏う。

京都では麺類、丼物には七味でなく絶対 山椒をかけます。

これが京風。

子供の頃、祖母がさんしょを使う時いつも竈の前で

♪さんしょは 小粒で ピリリと 辛い♪

唄のように何度も繰り返し歌っていたのを思い出します。

 

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