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市中の山居

当主のひとりごと (BLOG) 2024.03.16

市中の山居とは

市中にありながら日常の雑踏から切り離し自然を感じさせる場所です。

 

春のお彼岸で来た百万遍で軽いお昼でもと向かいの京大の隣の山に上った。

平安京が開かれた794年に桓武天皇が猟をしたと歴史に登場する吉田山。

平安時代にはその大半が吉田神社の神苑だったとか。

明治以降は神社の境内が縮小され民間人の手に。

幕末の1864年京都は大原の生まれの谷川茂次郎は、新聞用紙を扱う運輸事業で成功を収め吉田山の東側一帯に開いたのが「茂庵庭園」。国登録有形文化財。

吉田山は左京区吉田神楽岡町にあり、歴史的には神楽岡と呼ばれる標高105mの孤立丘である。西側斜面は吉田神社であり麓は京都大学があり、南麓には真如堂や金戒光明寺がある。だからこの茶室群は市中の山居なのです。

因みにこの神楽岡は東山三十六峰の12番目に数えられる。

「茂庵」は吉田山山頂にも関わらず行列のできるCafeでしたが、2022年に一旦閉鎖になり、2023年再開しました。

趣のある変わった造りです。

もちろん今日の一番乗りの客は大文字の見える席です。

 

そういえば弥生はお雛様でしたね。

 

 

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