庭の紅葉もいい色になってきました。そろそろ冬ですねぇ。
愛宕山は京都で一番高い山です。火の神をお祀りする信仰の篤い山。
愛宕詣の起点で、五山の送り火「鳥居」で有名な鳥居本。
右京区なのですが、まずは一ノ鳥居前、鮎茶屋・平野屋。
ですが、平野屋の左、愛宕山一ノ鳥居石段下のすぐ左の暗い山道に入り保津川沿いにいくつか山越えて、「ポツンと一軒家」というTV番組さながらの山道が目的地までの一本道。
九十九折なので時速は15kmほどだから30分ほど。
対向車が来たらどうしよ(/´△`\)
と心配しましたが保津峡駅までは無事。
都から西へ三里、愛宕山の麓、
石垣と家並みの美しい趣ある山里・水尾へ。
日本の柚子発祥の地。柚子畑が集落を囲み芳醇な柚子の香りで覆われる。
かつては日本の柚子と言えば水尾と称されるほどでした。
「みずのお」「みずお」とも呼ばれますが、集落の位置が清滝の川尻に当たるので「水尾」の字が当てられるようです。
水尾は陸の孤島のイメージがありますが、昔は山城と丹波の両国を結ぶ要所で早くから開けており大宮人にもよく知られていました。水尾の地をこよなく愛し、後の世に水尾天皇と呼ばれた第56代清和天皇(850〜880)の終焉の地でもあります。この山道を進めば美山や亀岡の八木に通じます。クルマで行くのはお勧めしませんが、愛宕山の向こうとこっちですから、ここも京都市右京区です。
土日だけ開けてる販売所で柚子の実と共に柚子菓子を買い抹茶と頂く。
「柚子の香」という柚子の皮を砂糖で煮詰めたもの。
香りが凄いです。
今年の冬至は12月22日ですね。
一年で一番昼が短く夜の長い日。
柚子湯は香りの強い柚子を入れることによって邪気を祓うという意味合いもあるようです。
ま、一番長い夜を楽しもうではありませんか。
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