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人気大寄せ〜初ゑびす

当主のひとりごと (BLOG) 2023.01.10
 京都人が初詣に次いで待っているのは十日ゑびすです。
毎年1月8日から12日までの五日間、曜日に関係なく執り行われる祭礼です。
殊に9日の宵ゑびすと10日の十日ゑびすは夜通し開門されています。
 京都ゑびす神社は西宮・大阪今宮神社と並び日本三大ゑびすと称され、「ゑべっさん」の名で親しまれています。
起源は約800年前土御門天皇の建仁2年(1202年)に禅の祖といわれる栄西(ようさい)禅師が建仁寺建立にあたり、その鎮守として建てられたことから始まります。
♪商売 繁盛(はんじょ)で笹もってこい♪
 ゑびす様と言えば「商売繁盛の笹」ですが、起源は京都ゑびす神社独自の「御札」の形態で、それが他所に広まったのです。

笹は松竹梅の竹の葉で「節目正しく真直に伸び」「弾力があり折れない」「葉が落ちず常に青々と繁る」という特徴から家運隆昌、商売繁盛の象徴となったそうです。
 京都のゑべっさんには、もう一つオリジナルがあります。
初めて見る人には奇妙な印象を与えるかもしれませんが、丸い麦わらで編まれた傘の周りに紅い幕を垂らし、傘の下に沢山の紙人形がぶら下げられた縁起物。
「人気大よせ」と呼ばれる縁起物で、京都の初ゑびすだけのものです。
『いろんな人との出会いを呼び寄せる』縁起物で商売繁盛を願い、古くから飲食店などによく飾られています。
 本殿の正面でお参りした後、左へ廻って横の戸を軽く叩いてから願い事をします。
ゑべっさんは耳が御不自由なので、戸を叩かないと願い事を聞いてもらえないからです。
この界隈は祇園、建仁寺に続く土地柄、元々賑わう区域ですが、初ゑびすの時は観光客より京都人の賑わいが凄まじく勝っています。
 
建仁寺といえば「風神雷神図屏風」で有名です。
款記も印章もないこの屏風が、俵屋宗達筆であると疑う人はいない。
尾形光琳も、さらにその後の酒井抱一も、これを模倣した作品を制作している事実こそ、彼らもまた、この屏風が宗達筆であることを微塵も疑っていなかった証であるといえましょう。
 「風神雷神図」を帯に織り込む時、図柄の重み、箔の強い照りに負けない力強さが必要とされます。髪の毛の繊細さを表現する細い絹糸、胴の厚みを表現する太い絹糸、箔地に溶け込ませるかすれるように細い絹糸。意外に思われるかもしれませんが、どの糸もくすまない明るい色を主に使います。写真の帯はドンデン太鼓といい、二重太鼓にした時にお太鼓の裏に表と同じ柄の金銀配色がくるように織られています。

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